紙谷元子
Motoko Kamiya


        

1939年 東京生まれ。自由学園卒業。人形作家。東京狛江市在住。

1959年から NHKテレビ「ブーフーウー」をはじめ、テレビ、映画、海外服・国内服人形絵本(飯沢匡監修)、ディスプレーなど、色々なジャンルで人形制作を担当する。

1959年から 7年間、自由学園工芸研究所玩具グループで、デザインと製作指導に当たる。

1969年から 人形作品展開催。グループ展にも参加。擬人化した動物、児童文学の世界、人物と動物の組み合わせ等、家族・肖像人形をテーマに個性的な作品を発表している。実写を基礎に、明るく健康な生命感溢れる人形の創作を目指している。一方、三人の子育てをしながら始めた安全で楽しいおもちゃのデザインと制作は今も続けている。「創作おもちゃ」として年齢を問わず作る事も使う事も楽しめる温かく美しいものを目指している。

1969~75年 川本喜八郎、辻村ジュサブロー、与勇輝、反米詔三らとの「グループ・グラッブ人形展」参加。

1978年より 人形写真のポストカードを作成。現在12集。

1979年より 自宅アトリエで人形教室を開き、少人数での独自の指導をしている。教室展はグループ・アリス展など合計22回。

1982年より 15年間、オーダーメイド・システムの「子どものためのボタン目人形」のオーダーを全国から受け、話題を呼んだ。

1982年 テレビ朝目「徹子の部屋」に出演、作品を紹介された。

1983年 「NHK婦人百貨」に1年間にわたり、人形と文が掲載された。また、NHKテレビ「音楽の広場」のタイトルに毎週衣装を変えて“クマの一家”が出演、後に「ちびくまちゃんの絵本」となる。

1984年 NHKテレビ「音楽の広場」で、クラシック・バレエ「白鳥の湖」の音楽にあわせた動物達の人形劇「白熊の湖」-30分番組-が放映された。

1991年より 9年間、よみうり文化センター荻窪・大森に紙谷元子人形教室を開講、造形の勉強として取り組む、個性のある人形作りと創作おもちゃ作りを指導した。

2004年 ドールファンタジア人形展・特別招待出品。今迄に新聞、雑誌「ミセス」「SO-EN」「MOE」「NHK婦人百貨」「婦人の友」「レタスクラブ」「私の部屋」「プチタンファン」「アートブック」「クラフトアート人形」「瞳」などに、作品、記事、作り方が数多く掲載された。

個展: 玉川高島屋、横浜高島屋、池袋西武、コニカプラザ、横浜有隣堂など。グループ展:ギャルリ・アルカンシェル、池袋西武、松屋銀座など。

著書: 「ママ、おはなし、もっともっと」「ちびくまちゃんちのくっき-づくり」「だのしい森のピクニックL「ちびくまちゃんちのさんたさんはだあれ」「たのしい川の魚つり」(偕成礼)「だのしい野原のバースディ」(文化出版局)「母親の作った生活おもちゃ」(婦人之女礼)